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テンプレートの統一度で決まるブランドのグローバル展開

〜ヨーロッパを代表するグローバル企業の
          日本語サイトをレビューする〜

2005年07月26日

日本でも馴染み深いヨーロッパ製品はとても多く、毎日我々の目に止まり、手にする製品は数えきれないかと思います。もちろんこれらの製品を提供するヨーロッパ企業も日本の市場を大事にし、積極的に活動しているところが多くあります。
今回はヨーロッパを代表する企業が日本向けウェブサイトをどのような形でローカライズし、どのように日本で事業展開しているのかをレビューします。

イタリアの大手自動車ブランド
FIAT
(http://www.fiat-auto.co.jp/)
BMW, Mercedez-Benz, Volkswagen, など他のヨーロッパ車に比べてあまり聞き覚えが無いかもしれませんが、イタリアの大手自動車ブランドのFIATは、現在ではその売上の60%を海外であげる、イタリアを代表するグローバル企業です。
しかし、日本語サイトをアクセスすると少し寂しいかなと言う印象を受けてしまいます。国内自動車メーカーや他の海外自動車ブランドのサイトと見比べると、デザインや商品イメージに派手さが無く、情報量も少なそうに見えてしまいます。もちろん日本で展開している車種が少ないという理由もあるでしょうが、それを補ってアピールしようと言う姿勢は残念ながら感じられません。
本社サイト(fiat.com)やイタリアの自国サイト(fiat.it)と見比べてしまうと、どうしても物足りなさを感じてしまいます。本社、イタリア、イギリス(fiat.co.uk)のサイトを見るとデザインやレイアウトは完全に一緒では無いにせよ、ベース・カラーやヘッダーなどは同じものを使い統一感を図っています。しかし日本語サイトは同じテンプレートを使用していないため、FIATの一員としてのブランドが感じられません。せっかくワールドワイドで展開しているグループですので、最低限のテンプレートは共有し展開したほうが、日本のユーザにFIATブランドが伝わりやすいのではないでしょうか。

ヨーロッパを代表旅客機メーカー
AirBus
(http://www.airbusjapan.com)
旅客機メーカーでヨーロッパを代表するAir Bus。最近では新機種を発表し、勢いに乗っているヨーロッパを代表する企業の一つです。
まず日本のサイトにアクセスするとWelcomeページが出てきて、簡単なイメージ・ページとなります。そのステップを踏んで、次のページがよく見る“トップページ”といった形式になります。Welcomeページの有無は色々と考え方があると思うのですが、Welcomeページとトップページのデザインと与えている印象が結構違うため、ページが変わるときは若干の戸惑いを感じます。このようなWelcomeページは本社ページ(英語:airbus.com)にはなく、そちらから日本ページにアクセスすると、余計戸惑いを感じてしまいます。「もしかしたら違うサイトに来てしまったのではないか?」と。
本社サイトと日本サイトを見比べますと、レイアウトなどデザインは特に合わせているわけではなく、統一感は感じられません。全体的な色調が似ているので、その点でなんとか似たイメージを与えていますが、構成まで含めて本社のものと揃えてグループとしてのブランド・イメージを強化したほうが、グローバル企業としてアピールがより発揮できるのではないでしょうか。

ヨーロッパ・世界で高いシェアを誇る携帯電話端末
Nokia (http://www.nokia.co.jp/)
日本の携帯キャリアではあまり機種を発表していませんが、デザイン・機能の評判も高く、海外では高いシェアを誇るNokiaです。
日本語サイトを見ると、企業サイトでよく見られるしっかりとしたレイアウトのため目新しさはありませんが、使いやすくまとまっています。
各国サイトと日本サイトを見比べますと、基本的な構成は一緒であり、ヘッダーやメニュー・レイアウトなども同じものが各国サイトで使われており、どこのサイトを使ってもNokiaの一員なのだなと言う安心感があります。また各サイトのヘッダー内には各国サイトへ移動できるようにリンクもあり、グローバル展開を意識していることが感じられます。実際のコンテンツは各国で展開しているビジネスが違うため、画像や情報などはサイトによって違いますが、基本的なテンプレートを統一することによりグローバル規模でブランド・イメージを発信することに成功しています。

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